マザー・テレサさんは語る
『この世の
最大の不幸は、
貧しさや
病ではない。
むしろ、
その事によって
見捨てられ、
だれからも
自分は
必要とされていないと
かんじることである』と。
だとすれば、
なにびとも路上で
だれからも
省みられることなく、
見捨てられたまま
死なせる
わけにはいかない。
せめて、
臨終の瞬間だけでも、
人間らしく大切に
扱われる必要が、
「あなたも、
この世に望まれて
生まれてきた。
大切な人なのだ」と
愛の抱擁で
伝えることなのである。
ある時、
裕福な男の方が、
マザー・テレサさんに
言いました。
「あなたはなぜ、
貧しい人々に
魚をあげるのですか。
なぜ、
自分たちで
魚が釣れるように
釣り竿を
あげないのですか」
と尋ねました。
その時
マザー・テレサさんは
こう答えました。
『私たちが
世話をしている人々は、
病気や飢え、
疫病などで、
とても
自分で立っては
いられない状態です。
ですから、
まず魚をあげて
立てるようになったら、
あなたのほうへ
連れてまいります。
その時になったら、
釣り竿を
持たせて
あげられるはずです』と。
マザー・テレサさんの愛は、
今もシスターたちに
受け継がれている。
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