私が
神の実在や
永遠の生命とか
真理とかに
まったく縁の無い頃
物質文明の
最前線に
立っていて
経済がすべてと
思っていた。
しかし、
こころは荒れ放題のまま
肉体が喜ぶことをのみに
のめりこんでいた頃
丁度、そんな時に
出会ったのが
谷口雅春先生の
『生命の実相』でした。
24歳の時で
今までの人生の価値観が
180度転換する驚きでした。
「人間神の子完全実相」
「人間本来病なし」
「あの世が実相の世界で、この世は仮相の世界」
谷口先生が神示により
自動書記で語られる
メッセージは
初めて聞いた言葉ばかり
新鮮で
当時のわたしには
目からウロコ状態でした。
それから、数々の
すばらしい本と
めぐり合い
本は
私を新しい世界へといざない
バランスを失った時、
また、崩れそうになると
私に語りかけ、
奮い立たせて
救ってくれました。
紹介する、
オグ・マンディーノさんの著作も、
私を随分励まし
勇気を与えてくれました。
文章も美しく
大好きな著者で
マンディーノさんの本は
全部読みました。
その中で
『この世で一番の奇跡』という
本があります。
読まれた方もたくさんいると思います。
1970年代に書かれた本ですが、
日本では1999年に発表された本です。
その本の9章に
『神の覚え書き』という章が
あります。
世は、世紀末一色で、
2000年を迎えるというよりは、
暗雲たなびく
澱んだような空気に感じました。
その頃の私は会社を辞めようか
どうか、迷っていた時期で
その時に、
この章に書かれている
『神の覚え書き』の内容に
あるような
“心の叫び”のような心境で
あったのだと思います。
神が
こんなに身近に感じ、
親しみと
いつも私と共にある
という実感を得た
『神の覚え書き』でした。
今までの神は、
畏れ多く、
遠い彼方の存在と
感じていた神との距離が
いつも一緒に在ってくれることに
涙したこの『神の覚え書き』でした。
この本はを読んだとき
今、悩みの渦中にある方
大切な人を喪った方
重病にある方に
早く立ち直ってもらいたいと思い、
プレゼントさせていただいたり、
この章をワープロし
多くの人に差し上げた本でもあります。
私の友人に
数年前に約1年2ヶ月くらい
刑務所に入所してた方がいます。
その友人とは
入所している間
手紙のやりとりを
していました。
その時、
この『神の覚え書き』の章を
ワープロで打って
送りました。
その友人とは
何回も手紙の中で
これからのものの見方や考え方
これからの人生のことなどを
やりとりしていました。
その時の手紙の一部と
『神の覚え書き』です。
とても、長いので
二回に分けてお届けします。
刑務所での生活について、書いてありました。大変でしょうが、今の○○さんだったら「何事も必然、順調なプロセスなんだ。」と思っていると思います。「他人をとがめ責め、自己のみを正しとする生き方をしてきた天罰ですね。」とありましたが、天は言い変えて神は天罰など与えませんよ。いつもいつも○○さんと共にあり、優しく、辛抱強く見守ってくれているのが、神という「存在」です。○○さんは決して孤独ではありません。
私の好きな著者のひとり、故オグ・マンディーノの著作に「この世で一番の奇跡」という本があります。その中に「神の覚え書き」という章があります。私が感じている「神」と一番近い「神の真の念い」が綴られている素晴らしい章です。受け取ってください。
草々
3月15日
アーカ・メロディ
神の覚え書き
神からあなたへ
あなたの叫びが聞こえます。
幾重もの雲にさえぎられた暗闇を突き抜け、星の光と混じり合ったあなたの叫びは、太陽の光の道筋にいるわたしの心に届きます。
わたしがあなたの声を聞いていることをわかってください。そして心を平和にし、落ち着いてください。
わたしがあなたの苦しみを慰めてあげましょう。わたしはあなたの悲しみの原因も・・それを癒す方法も知っています。
あなたは子供の時の夢が年を重ねるにつれて、ことごとくついえさってしまったことを嘆いています。
自分を敬う気持ちが数々の失敗によって崩れ去ってしまったことを嘆いています。
自分の潜在的な可能性のすべてを、安全性と引き換えに、手放してしまったことを嘆いています。
自分の個性が大衆によって踏みにじられてしまったことを嘆いています。
自分の才能がすべてあやまった使い方によって、無駄にされてきたことを嘆いています。
あなたは自分自身のことを不名誉な人間として見つめ、水溜りに映った自分の姿から顔をそむけます。生気のない目で恥ずかしげにあなたを見返すこの人間の偽者は一体、何者なのでしょう?
あなたの優雅な作法、美しい姿、きびきびした動作、澄みきった心、気のきいた話し方はどこにいってしまったのですか?あなたのそうした品々を誰が盗んだのですか?わたしは盗んだ者の正体を知っていますが、あなたも知っているのですか?
かつてあなたは、たくさんの本を読み、たくさん書き、ソロモンのすべての知恵に自分が追いつき追い越すことを確信していました。
そして、季節が移り変わって年がたつうちに、自分自身のエデンの園を治めるようになるだろうと確信しました。
あなたのなかにそれらの計画や夢や種を植えつけたのが誰か覚えていますか?思い出せないでしょう?
はじめてあなたが母親の子宮から出てきて、わたしがあなたの柔らかな額に手を置いたときのことを覚えていないでしょう。あなたを祝福するさい。あなたの小さな耳元にわたしが囁いたことを覚えていますか?
わたしたちの間の秘密を覚えていますか?思い出せないでしょう?
過ぎ去った年月があなたの記憶を破壊してしまったのです。なぜなら、恐怖、疑惑、不安、悔恨、憎悪があなたの心を満たし、それらの獣が棲みついた場所に、楽しい記憶がいすわれる余地がないからです。
これ以上、嘆かないで下さい。わたしはあなたと共にいます・・この瞬間はあなたの人生の分かれ目です。今までに過ぎ去った年月は、母親の子宮のなかで眠っていたのと同じようなものです。過ぎ去ったものは死んだものです。死人は死人に埋めてもらいましょう。
今日、あなたは生きた屍から甦ります。
今日はあなたの誕生日、あなたの新しい誕生の日。あなたの最初の人生は、劇のリハーサルのようなものにすぎませんでした。今回は幕が上がります。今回は世間が見つめ、拍手する用意をしています。今回、あなたは失敗しません。
あなたのロウソクを灯しなさい。パンを分かち合いなさい。ワインを注ぎなさい。あなたは生まれ変わったのです。
さなぎからかえった蝶のように、あなたは飛び立つでしょう。望みのままに高々と飛ぶでしょう。ハチもトンボもカマキリも、真の人生の豊かさを求めようとするあなたの使命や探求を邪魔しないでしょう。
あなたの頭にわたしの手が置かれているのを感じなさい。
わたしの知恵に耳を貸すのです。
あなたが生まれたときに聞いて忘れてしまった秘密をいま一度、分かち合いましょう。
あなたはわたしの最大の奇跡。
この世で一番の奇跡。
それがあなたの最初に聞いた言葉だったのです。そのあとであなたは泣き出しました。誰でもみんな泣くのです。
あなたはわたしを信じなくなりました。あなたの不信を正してくれることは、今まで何も起こりませんでした。つまらない仕事で自分が失敗したと思っているときに、どうして自分が奇跡になり得ましょう?どんなささいな責任も果す自信がないときに、どうして自分が奇跡であり得ましょう?負債に縛られ、明日のパンを思い煩っているときに、どうして自分が奇跡になり得ましょう?
それ以上は言わないで下さい。こぼれたミルクは元に戻らないのです。でも、わたしは、これまでどれだけの預言者、賢人、詩人、美術家、作曲家、科学者、哲学者、伝道者を送って、あなたが聖なる存在であることや神のような潜在能力をもっていることを告げさせ、成功の秘密について語らせたでしょう?あなたは彼らをどのように扱いましたか?
それでもわたしはあなたを愛しています。預言者が預言した通り、今、わたしはあなたとともにいます。あなたを救うために。
ふたたびわたしはあなたの上に手を置きます。
今回で二度目です。
あなたはわたしの面影を宿しています。
それを知らなかったのですか?聞いたことがありませんでしたか?最初から告げられていなかったのでしょうか?地が創造されたときからずっとわかっていなかったのですか?そのように尋ねてもむだでしょう。
あなたはそれを知りませんでした。聞いていませんでした。わかっていませんでした。
あなたは、神のようななりをしていると告げられてきました。愚か者を演じる神だと告げられてきました。
あなたは、高貴な目的と無限の能力を持った特別な芸術作品だと告げられてきました。天使のように振る舞い、神のような理解力をもった、形も動きもすばらしい作品だと告げられてきました。
なのに、あなたは誰も信じなくなりました。幸福へと至る地図を焼き払い、心の平和を求めることをやめ、栄光へと続く運命の道の脇に置かれたロウソクを消してしまったのです。そして、無意味さと自己憐憫の暗闇の中で、つまずき、迷い、恐れ、ついには自分で生み出した地獄に落ちてしまったのです。
その結果、あなたは泣き、胸をかきむしり、自分の身にふりかかった運命を呪いました。自分自身の狭い了見と怠惰な行ないが目の前の結果を生み出していることを認めようとせず、自分の失敗を負わせるスケープ・ゴートを探しました。なんと素早く、スケープ・ゴートを見出したでしょう。
あなたはわたしを責めました!
自分の困難、凡庸さ、チャンス不足、失敗は・・神の意志だと叫んだのです!
あなたは間違っています!
あなたはすばらしい恵みを授けられているのです。
あなたの目をごらんなさい。目がある故に、あなたは昇り沈みする太陽を見ることができます・・わたしがあなたの目につけた何億という感覚の受容器が、美しい緑の葉や純白の雪を見ることを可能にしているのです。静かな池のたたずまい、悠々と空を飛ぶ鷲、はしゃぎまわる子供たち、夜空を照らす星を見られるのも目のおかげです。
その恵みに感謝しなさい。
あなたの持っている耳。それは何と見事な道具でしょう。それがある故に、赤ん坊の笑い声も泣き声も聞くことができます。あなたのそれぞれの耳にわたしが組み込んだ二万四千本の神経繊維が木々のそよぎ、岩に当って砕ける潮の音、荘厳なオペラ、コマドリの訴え、子供たちの遊ぶ声・・そして、あなたを愛していますという言葉に反応してふるえるのです。
その恵みに感謝しなさい。
あなたの唇、それはつばを吐くためだけのものではありません。唇がある故に、あなたは話すことができます・・わたしが生み出したほかの生物はできませんが、あなたの言葉は、怒りを鎮め、意気消沈した人を元気にし、仕事を投げ出したがっている人を激励し、不幸な人を楽しませ、孤独な人を癒し、褒める価値のある人を褒め、敗北した人を励まし、無知の人に教え・・あなたを愛していますと言うことができます。
その恵みに感謝しなさい。
あなたは、風や周囲のものにいじめられるまま、小さな一点に縛り付けられている木ではありません。背伸びをし、走り、踊り、働くことができるのです。というのも、わたしがあなたのなかに設計して組み込んだ五百の筋肉、ニ百の骨、十一キロメートルもの神経繊維が、あなたの命ずるままに、強調して働くからです。
その恵みに感謝しなさい。
あなたは愛に飢えていますか?夜も日も、孤独に飲み込まれていますか?
いいえこれからはそうではありません。わたしが愛の秘密を教えましょう。愛を受け取るには、愛されることは求めずに愛を与えなければならないという秘密です。何かの目的を果たすためや満足を得るために、また自分の誇りを守るために愛することは、愛ではありません。愛とは何の見返りも求めない贈り物なのです。今やあなたは、利己心を持たない愛がそれ自体で報酬であることを知っています。たとえ、与えた愛が返ってこなかったとしても、愛は失われません。報われない愛はあなたのもとに舞い戻り、あなたの心を和らげ、浄めるからです。
その恵みに感謝しなさい。二度、感謝しなさい。
あなたの心臓は脈打っています。胸に触れて、日夜、脈打つそのリズムを感じてみなさい。眠っているときも、目覚めているときも、毎年毎年、三千六百回の脈を打ち、静脈や動脈や血管のなかに大量の血液を送り出しているのです・・毎年、ニ千七十万リットル以上の血液を送り出しているのです。人間は決してそのような機械を作りませんでした。
その恵みに感謝しなさい。
あなたの柔らかい皮膚をごらんなさい。それは驚くべき創造の産物であり、石鹸とオイルとブラシで世話をし、気遣ってやるだけでいいのです。すべての鋼鉄は時がたてば色あせて錆びつきますが、あなたの皮膚はそうではありません。最強の金属でさえ、使えばやがてすりきれますが、わたしがあなたの周囲にこしらえた皮膚という層はそうではありません。年老いた人間が若い人たちに取って代わられるように、皮膚もたえず古い細胞を新しい細胞に取って代わらせ、新しくなるのです。
その恵みに感謝しなさい。
深深と呼吸をしてごらんなさい。すがすがしい生命の息吹が体内に入ってくるのがわかるでしょう。肺という命の窓がそれを可能にしているのです。あなたの命の窓はあなた自身が創り出した最悪の環境のなかでさえ、あなたを支えています。六億もの折りたたまれた肉のポケットを通してあなたを生かす酸素を濾過するいっぽうで、ガス状の老廃物を体から排出させているのです。
その恵みに感謝しなさい。
あなたの全身には温かな血が流れています。あなたの四・七リットルの血液の中には、ニ十二兆もの血液細胞が含まれており、それぞれの細胞には、数百万の分子が含まれています。さらに、各分子の中には、毎秒、一千万回以上の速さで振動している原子があります。毎秒、ニ百万個以上の血液細胞が死んで、新しい細胞に取って代わられるということが、あなたの誕生以来続いているのです。体の中が常にそうだったように、あなたも今、生まれ変わろうとしています。
その恵みに感謝しなさい。
あなたの脳、それも宇宙でもっとも複雑な構造物です。わたしは知っています。およそ千三百グラムの脳のなかには、百三十億もの神経繊維が入っています。これは地球上の人口のほぼ三倍にあたります。あなたが誕生以来体験したあらゆる知覚、音、味、匂い、行動をしまい込んででおくのを助けるために、わたしは、あなたの細胞の中に数え切れないほどの分子を埋め込みました。あなたの人生で起きたすべての出来事がそこにあり、思い出されるのを待っています。また、脳が体を制御するのを助けるために、あなたの体じゅうに、四百万の痛みを感じる探知機、五十万の触感の探知機、ニ十万以上もの温度を感じる探知機を散りばめて置きました。いかなる国の金塊もあなたほど完璧に守られていることはないでしょう。古代の驚異を探してみても、あなたほど偉大なものはないでしょう。
つづく
0 件のコメント:
コメントを投稿