今日も先日の
ブログから引き続き
谷口雅春先生の
「預言の的中と、その限界」
のテープから
学ばせていただきたい
と思います。
谷口先生は
出口王仁三郎先生の
大本教に入信されて
いる時に
後に心霊研究の父と
言われた
浅野和三郎先生と
出会います。
当時の大本教は
教勢を拡大させていて、
新聞社の買収をして
言論活動にも進出して
影響力を増して
いきました。
その当時の日本と言えば
戦争へ一気に進んで
列強国の仲間入りを
果たそうとの
機運が高まっている
時でした。
その中で
「美しい世界、
言葉で和ませる」などの
大本教の教義や
新聞での言論の影響や
活動内容が
国や当局から
マークされたのです。
信教の自由は
あったのですが
実質上は
一般市民を惑わす等の
言い掛かりをつけて
弾圧していったのです。
結局
1921年(大正10年)
不敬罪と新聞紙法違反の
疑いありということで、
出口王仁三郎先生と
教団幹部を検挙したのが
第一次大本事件です。
この事件は
第二次大本事件にまで
繋がっていくのですが
今日は省略します。
その大弾圧の後
浅野和三郎先生は
大本教を離れ
大正12年に
「心霊科学研究会」を創設
谷口雅春先生も
一緒に参画するのです。
その時に
浅野和三郎先生と共に
世界中の心霊関係の
書物や文献を
研究していくのです。
浅野和三郎先生は
英米語の翻訳等も
手がけていて
ワシントン・アーヴィングさんの
「スリーピー・ホローの伝説」
等が入っている文集
『スケッチブック』や、
チャールズ・ディケンズさんの
『クリスマスカロル』等
多数翻訳しています。
谷口雅春先生も
たくさんの翻訳本を
出しています。
前置きが
長くなりましたが、
兎も角、
世界中の心霊に関する
研究をしていったのです。
その中でも
谷口先生をして
秀逸な預言として
あげられたのが
フランスの
16歳のレイヌという
少女が語った預言を
紹介しております。
最初は、
レイヌをモデルにしていた
絵描きのコルニリエが
個人的に
催眠術をかけていた
だけだったのですが、
ある時に
霊媒的能力を
発揮しだしたのです。
レイヌは
急に怯えたように
戦争の悲惨な光景を
滅亡と破壊の様子を
今、その中にいて
目の当たりに
しているように
「多くの人々が殺戮される!」
「町は焼き滅ぼされる!」と
壮絶な状況を
恐怖の叫び声で
語りだしたのです。
それは、
レイヌにベッテリニという
高級霊が懸かってきて
語ったのです。
レイヌが語る
高級霊ベッテリニが
1913年2月14日の
降霊界で生々しく
第一次世界大戦の
様相を伝えているのです。
第一次世界大戦は
1914年7月28日に
始まりました。
1913,2,17の
心霊実験界では
将来に起こることの
予告をしました。
「流血と破壊とを喜ぶ
熱狂した精神波動は
ヨーロッパからアジアに
繋がっていき・・・」
第二次大戦の預言まで
伝えています。
その預言は正確で
すべて当っていました。
16歳のレイヌに
懸かった
高級霊ベッテリニは
人間の進化について
非常に興味深い話を
しているので
紹介します。
『人間の霊魂は
地上の進化の
一段階を完了するには
普通、
地球という生活学校で
4000年~
6000年かかる。
そしてその間に、
30回から40回程
地上に生まれ変わる。
その期間には
生まれ変わりに伴う
休養期間も含まれている。
他の星の世界から
地上へ生まれ変わった
霊魂群の間には
互いに相関関係が
有るのである。
白色人種として
進化すべく
他の星より
生まれ変わってきた
人間霊魂群は悉く皆、
地上の試練生活の
一サイクルを
終了するのには
25600年を経過
しなければならない。
現代地上に
生を受けている
霊魂たちは、
一度に
全部地上に生を受けに
来たのではない。
それは連続の
周期波によって
幾回にも分かれて
地上に移住して
きたのであって、
各自はかくして
自分の受け持つ
地上生活の
舞台を完了しつつ
あるのである。
フランス民族中には
この最初の頃の
地上に生まれ変わった
周期波に乗せられて
地上に移住した
人間霊魂群が
かなり多いのであって
、
これらの霊魂たちは
さらに重ねて
地上生活を手にする
必要はないので、
そこでこれらの
古い移住霊魂は、
今より
300年ほどの間に
完全に霊界人としての
生活を得る。』
いかがでしたか?
この上記の霊言が
1913年頃の
霊言として
300年と言うと
2213年頃となります。
その事を指して
谷口先生は
「ノストラダムスの予言の
1999年7の月
人類が滅亡する
という予言は
ないということになる。
早い人でも
300年たたないと、
地球生活を
卒業しないのだから
卒業できないまま
地球学校が
潰れることになるので、
1999年7月という
世界の最後の
ノストラダムスの
最後の預言は
間違いであると
いうことを言いたい。」
と今から
35,6年前に
ノストラダムスの予言の
滅亡の年の
1999年からも
遡る事
24,5年前に
言われているのです。
さらに興味深い
預言として
谷口先生は
「古事記」の中の文を
紹介していきます。
「古事記」は和銅4年に
稗田阿礼(ひえだのあれ)が
古代の日本民族から
伝え聞いたものを
筆記したものと
言われています。
稗田阿礼は記憶力抜群
だったと言われています。
ノストラダムスの
預言の中に
(450年前)
飛行機の預言が
書いてあって
実際に現代に飛行機が
飛ぶようになって
この予言の正確性を
伝える文が
書かれていましたが、
「古事記」では
ずっと古代の日本で
誰言うとはなく
語り部として
言い伝えられて
いることが
書かれているのです。
『次に生みませる
神の名は鳥之石楠船神
(とりのいわくすぶねのかみ)、
又のみ名は天鳥船
(あめのとりふね)と申す。
谷口先生解説:
石(いわ)とは
金のようなもの、
楠(くす)とは
不思議なると言う意味。
鳥のように
翼があって飛ぶ
(飛行機)の預言である。
次に大宜都比売神
(おほげつひめのかみ)
を生みき。
谷口先生解説:
大宜都(おほげつ)の
げつは(膳)のことで、
宮中でもみけつ(御膳)
と言って
大きい膳(食事)、
いわゆる大量生産の
時代がやってくる
という預言である。
次に火之夜芸速男神
(ひのやぎはやをのかみ)
を生みき。
亦の名は火之かが毘古神
(ひのかがびこのかみ)
と謂ひ、
亦の名は火之迦具土神
(ひのかぐつちのかみ)
と謂ふ。
此の子を生みしに因りて、
美蕃登(みほと)
炙(や)かえりて
病み臥(こや)せり。
谷口先生解説:
火を持って
速やかに焼き払う
神がでてくる。
大東亜戦争において、
日本の大都市という
大都市は火の海になって
焼き払われてしまう。
焼夷弾や
原子爆弾の
出現の預言である。
伊邪那美命
(いざなみのみこと)は
火之夜芸速男神を
生んだことを
後悔して、
美蕃登(みほと)とは
(陰部)のことで
生産器官のこと、
陰部を
炙(や)いてしまった。
そして病み
臥してしまうのです。
生産設備が全部
焼き滅ばされる
時代が来ることの
預言である。
その次に大戸惑子神
(おおとまどいこいのかみ)、
大戸惑女神
(おおとまどいめのかみ)
谷口先生解説:
人々が
何をしていいかわからず、
戸惑っている状態。
終戦直後の様な
状況を預言している。
多具理邇(たぐりに)
生(な)れる神の名は、
金山毘古神
(かなやまびこのかみ)、
次に金山毘売神
(かなやまびめのかみ)
谷口先生解説:
生産性が多い時代に
入ってくる。
(金山)黄金の山、
無限供給の時代、
生産過剰時代が
やってくることの
預言である。
次に屎(くそ)に
成れる神の名は、
波邇夜須毘古神
(はにやすびこのかみ)、
次に波邇夜須毘売神
(はにやすびめのかみ)。
谷口先生解説:
波邇(はに)は
埴輪(はにわ)のこと
夜須(やす)は
保(やす)の意味、
世は、経済大国になって、
GNP世界第二位になり、
平和ムードの
元禄時代の状況の
預言である。
次に尿(ゆまり)に
成れる神の名は、
弥都波能売神
(みつはのめのかみ)。
谷口先生解説:
弥都波(みつは)は
弥都は(水)のこと
波も(水)
国運が
みずみずしく
満ち張る次代の
預言である。
次に和久産巣日神
(わくむすびのかみ)。
此の神の子は、
富宇気毘売神
(とようけびめのかみ)
と謂ふ。
故、伊邪那美神は、
火の神を生みしに因りて、
遂に神(かむ)避り
坐(ま)しき。
谷口先生解説:
和久(わく)は
和(平和)が
(久)しく続き
産巣(むすび)は結び、
陰と陽が結ばれる。
一切のものを生み出す。
沸くように
生産が増えていく
時代の預言である。
そして、
富宇気(とようけ)
富を宇気(受け)て、
五穀豊穣の時代の
到来の預言である。
そして
ところで今は
どうかと言うと
遂に神(かむ)避り
坐(ま)しき。
天の岩戸がくれの
時代であると
預言している。』
そして、
続いて「古事記」の
奇稲田姫(櫛名田比売)
くし(い)なだひめの
物語を話されます。
『奇稲田姫
(櫛名田比売)は
足名椎(あしなづち)と、
妻、手名椎(てなづち)との
間に生まれました。
火の川上あたりに
住んでいる、
その老夫婦には
たくさん
子どもがいたけれど、
ヤマタノオロチが
でてきて、
毎年一人づつ
姫を食っていって、
一人だけ残ったのが
奇稲田姫、
稲田と言うのは
瑞穂の国の
(日本)の象徴である。
ヤマタノオロチが
日本国をまさに
飲もうとしている。
眼を赤ほうずきの如く、
(赤い目をらんらんと
輝かせている)
ヤマタとは
唯物論の象徴である。
唯物論は
すべてのものを
細かく割って、
一つのものを
割って割って
そして結局、
分子とし分子を
原子とし原子を
もっと細かくして、
原子爆弾にし、
一切のものを
死の灰にまで
飲み干してしまおう
という、
世界中を
取り囲んでいる
蛇のことである。
暴力革命や
血の粛清を行うと
言ったことが
日本の古代に
言い伝えられていて
「古事記」に
書かれているのである。
そして、もし
この「古事記」の
預言が正しければ
ヤマタノオロチを
退治するところの、
スサノオノミコトが
現れてこなくてはならない。
ヤマタノオロチを
平らげる運動が
現れてこなくては
ならないと、
注目している。』
と、谷口先生は
仰いました。
このテープは
35年位前に収録
されたものです。
今、現在
1999年7の月から
既に12年以上
経過しました。
結局は谷口先生の
言われるとおり
「ノストラダムスの
大予言」に書いてある
最後の予言は
外れました。
しかしながら
「古事記」に
書かれているように
今、現在
日本や世界を
飲み干そうとしている
ヤマタノオロチは
どんな国や組織なのか?
或いはそういう
固定したものではなく
蔓延した
唯物的意識
肉体や物質にのみ
囚えられた考え方や
個人を指すのか?
我のみ良しの
自我なる
偽者の迷妄のことを
言っているのか?
それは、ブログの
読者に答えは
預けたいと思います。
また、同じく
スサノオノミコトの
正体は
救世主は
誰であるのか?
或いは、
精神の時代における
愛の革命なのか?
真我(神我)なる
内在する我を
知ることなのか?
これも読者に
預けたいと思います。
この時期に
この谷口先生の
テープに出会えたと
いうことは
大いなる意味が
あると思っています。
まだ、仏教における
預言やイエスさまの
預言等述べられて
おりますが、
次の機会に書かせて
いただきます。
最後に谷口先生の
ご著書
『生命の実相』
第一巻実相編の中に
「心の世界における
運命の形成」と言う
章があります。
その中の文章を
割愛して紹介して
今日のブログを
終了したいと
思います。
「心が毎日、
何を思うか?
ということによって
、
心の世界に
イメージを重ねて、
その心に描いた
イメージが
つなぎ合わされて、
一つの作品になって、
その人の運命を
形成していきつつある。
それが
大勢が心に
描いたものが、
互いに又、連絡して
繋ぎ合わさって、
世界の運命を
決していく。
我々が何を思うかは、
我々の生活に影響し
あっているのです。
だから心の世界を
いかにすべきかが
大事なのである。
まず、
神様の心の世界に
描かれたものは、
根本的に現れてくる。
宇宙の初めから、
大きな問題は
根本的に決まっている。
それは船が
横浜港に乗って、
ヨーロッパに
何月何日何時に
出発するというのは
決まっている。
しかし、
乗組員は
誰だとかいう、
小さい問題は
後に決まる。
ごく近くの問題は
後で決まる。
それは変化する
可能性がある。
ところで、
世界の終末の
大破壊は
結局は
いずれかは訪れる。
しかし、
1999年の7の月には
やって来ることはないと
私は結論する。」
生かしていただいて
ありがとうございます。
0 件のコメント:
コメントを投稿