2011年11月16日水曜日

“谷口雅春先生 「預言の的中と、その限界」 ご講話テープよりの学び“


今日は
谷口雅春先生の
ご講話テープの中から
「預言の的中と
その限界」という
テープを聴いていまして
大変興味深い内容
でしたので
ブログの読者にも
紹介したいと
思います。





谷口先生が
このテープを収録
されたのは
当時「ノストラダムスの
大予言」という
五島 勉さんが
書いた本が
大ベストセラーに
なっている最中で
ノストラダムスが
予言したといわれている
1999年の7の月に
人類は滅亡するとした
暗黒の予言が
書かれていまして、
当時の日本
(1973年以降、
本の出版年)は
ちょっとした
ノストラダムスブームが
起きていました。

多分、その数年後かに
収録されたテープと
思われます。
少なくとも35年位前の
谷口先生のテープです。

谷口先生は
日本に於ける
光明思想の大家で
あります。
まず、自身が書かれた
「信仰の科学」という
本の中に予言に
ついての警告が
書かれています。
その文を紹介されて
います。

「暗黒を告げる、
憂鬱なる予言の徒に
注意するが良い、
彼らの予言に
耳を貸せば
黒き暗雲が
あなたの頭上に
下りてくるのである。」

そして谷口先生は
淡々と話されます。
「思うことが現れる
心の世界に
住んでいるのだから、
みだりに悪い予言を
信じては成らない。
また予言が
本当であるなら
必ず出てくるのだから
防ぎようがないのだから、
そんなことで
心配している
必要はない。
兎も角、
予言なんていうのは、
我々が
関心を持つものではない。」と
話された上に
予言についての
論説を進めていきます。

「この現象世界は
現象以状の世界
所謂、
霊的世界に描かれた
心の図(アイデア)が
この現象界に影を
通して現れて
来るのが現象世界である」
として、人間には
その霊的世界に
感応して知覚すところの
第六感というものがあり、
この感覚が
先天的に現れて
霊感や霊聴等の
感覚を強く持っている
人間はいると
続けます。

そして、
五島 勉さんが書いた
「ノストラダムスの
大予言」の中の文を抜粋され

『南フランスのサロンという
古い町にペストが流行した。
この病気は肌の色が
真っ黒になる病気で
多くの方が亡くなった。
この頃は、
この病気による原因は
分かっておらず
この地方の人たちは
これは、悪魔の呪いに
違いないと思い込んで
いて、町中が恐怖に
慄のき、町を離れた
のだそうです。
その混乱の最中に
ノストラダムスが
このサロンと言う町に
やってきて、
この病気を無くす方法を
伝授したのだそうです。
ノストラダムスは
自分の中の特殊な力
予知能力を発揮し
町中のねずみを
捕まえて焼き殺すように
指示し、ペストで
亡くなって埋葬していた
遺体も焼くように
命じました。
この地方では
遺体を焼くと言う
風習が無かったので
恐る恐る焼いたのですが、
そのことによって
すっかりとペストは
全滅してしまいました。
当時、
そのノストラダムスの
評判を聞き及んだ
フランス国王アンリ2世は
直属の顧問として
ノストラダムスを
呼び寄せた。
1551年
ノストラダムス48歳、
アンリⅡ世が46歳の時です。
ある時、王様は
ノストラダムスに
自分の健康について
占って欲しいと言った。
そこで
ノストラダムスは
「王様はご病気で
命を縮められる怖れは
万に一つもございません。
でも?」と言って
口をつぐんた。
アンリ2世は何回も
その続きを言うように
諭したが
ノストラダムスは
固辞した。
しかし、アンリ2世の
命令と言うことで
とうとう言うことに
なります。
「10年以内に、
脳に鋭い武器が
突き刺さり
その傷が
命を奪うのではないかと
危惧しています。」と
国王に告げました。
そこでアンリ2世は
考えます。
槍が突き刺さると
いうのだから
戦争のようなことに
よる出来事以外に
考えれない。
当時、隣国のサボア家と
仇敵で関係が悪く
戦争をする可能性があった。
この予言を回避するためには
サボア家と
仲良くしなければ
ならないと考え、
自分の腹違いの末の妹を
サボア家の王様へと
嫁がせ、親族関係を
結んだ。
所謂、
政略結婚させたのである。
その結果、
両家は
非常に良い関係になり
お互いの親愛の情を
もっと深めるために
その披露宴の
祝いのパーティーを
催したのであります。
それはノストラダムスが
言った丁度10年目の
最後の日に
当るときであった。
王様は安心をして
楽しく宴も進み
酒も入り
気持ちが良くなって
つい調子に乗って
余興をしようと
提言します。
両家で誰が槍の使い手か
試合をしようと
申し入れました。
勿論、余興ですから
危なくないように
槍の先には
サックをはめて
鎧、兜も防具は
きちんとして
試合はしたのですが。
国王は相手のサボア家の
親衛隊長の青年でしたが
王様の槍が
青年の兜を突いた矢先
青年も突き返したが、
運悪く、何の拍子か
槍の穂先のサックが外れて
王様の目玉に
突き刺さり脳髄にまで
達し、アンリ2世は
非業の死を
遂げたのである。』
ここに
ノストラダムスの予言が
成就したのである。
この件について
谷口先生は
「人間は兎も角、
信じたら信じた通りに
お膳立てをするように
なるのです。
自分が予言に適うように
自分が持っていく。
ようは、アンリ2世が
ノストラダムスの予言を
信じたからなのである」
と言われました。

そして
谷口先生の
「信仰の科学」から
この部分を考え方として
抜粋されたのです。
「我々の運動は
暴力の哲学と
誤れる理想に
立ち向かって
戦うのであるが、
それらを誤って
信仰する人間を、
人間そのものを
打つのではないのである。
その信念の暗黒を信じ
暴力を信ずる
その信念に対して、
我々は戦って
その悪い信念を
打ち消すのが
我々の運動である。」
と、明言するので
あります。

もう一つの実例として
「人間性の解放」という本で
主にフロイトを
中心とした内容を
紹介しています
精神分析で
エディポス・コンプレックス
と言うのがある。
このコンプレックスと
いうのは日本語で
錯綜(さくそう)と
(現在では劣等感と
一般的には言われる)
訳されている。
心の迷いが
絡み合っている状態。
ギリシャの
ソフォクレスという
悲劇詩人が書いた神話である。

『テーベという
ギリシャの王様が、
子どもがなく、
神様に子どもを
授けてもらうように祈った。
そしたら妃が妊娠した。

アポロの神様が、
「もし王様が子どもに
王子を得られたら、
その王子はあなたを殺し
あなたの妃を
自分の妻にするでしょう。」
と予言した。

その後、間もなく、
王妃のユカシタは
可愛い王子を産んだ。

けれども予言通りで
あるならば、
王宮で育てるわけには
行かないと王様は、
臣下に命じ
郊外にある隣の国の
国境付近に子どもを捨てた。

この隣の国は
コリンズと言った。
この王様は
子どもがなかった。
王様も子どもを
欲しがっていた。

ある時、
コリンズ王の臣下の一人が
その捨てられた子どもを
拾ってきて
コリンズ王に見せた
コリンズ王は
神の思し召しと
この拾った子を
エディポスという
名前をつけて
コリンズの
跡継ぎの王子として
可愛がって育てたのです。
しかし、ある時、
良く当たるとして
有名な預言者が
エディポスに
運命を占ってやろうと
言ったので、
占ってもらうと、
その預言者は
「お前は父を殺し、
その母を姦するであろう!」
と予言をしたのです。

エディポスは
コリンズ王を
本当の父として愛し、
そしてその妃を
本当の母と思って
愛していた。
これは何としても
避けねばならない
と思って、
エディポスは家を出て、
放浪の旅に
出ることになる。

途中で狭い山道に
差し掛かった、
その狭い山道を
向こうから
立派な馬車に乗って
上品な老人がやってくる。
道が狭いので、
馬車が引き返すか、
自分が引き返すか
しなければならない。

エディポスは王子に
育ったために
ある権威をもったつもりで、
その老人に
道を譲るように言う。
その老人は
「お前こそ道を譲れ!、
この道は私の国の道である!」
と引き下がらなかった。

エディポスは
その老人を殺してしまいます。
ところがその老人は
テーベの国王である、
実の父であった。

「お前は父を殺し、母を姦する」
と言われた予言の半分が
成就したのである。

エディポスは知らずに
テーベの都へ入っていきます。
その時に
非情な恐ろしい
上半身は女の姿で
下半身はライオンのような
格好をした
巨大な怪物(スフィンクス)
が横行して、
道行く人に
謎を掛けて
「この問題を解け!
解けなかったら殺す!」
と言って、
多くの人は解けずに
殺されていた。

エディポスにも
そのスフィンクスは問題を出す。
その問題とは、
「お前は幼いときには
四足で歩いて、
成長したら
二本の足で歩いて、
年がやってきたら
三本の足で歩くもの,
何か言え!」

今まで
誰も説かなかったけれども、
エディポスは
「それは人間である、
幼いときには
手足四本で這い歩いて、
大人になったら
二本の足で歩き、
年をとったら杖を突いて
三本で歩くのだ!」

その謎を解いたため、
その怪物である
スフィンクスは
自ら海に身を投じ
死んでしまったのである。

テーベの国民の危難は
これで解消してしまった。
ところが
テーベの王様は殺されて
ユカシタという妃である
エディポスの実の母親が
女王になっていた。
ユカシタはエディポスに向かい
「テーベの国を
救ってくれるのは、
あなたをおいて
他はありません。
エディポス様!
どうぞ私と結婚して
この国の
王様になってください!」
と言うのであります。
結局、断れないで、
とうとう
エディポス王として
テーベの国の
国王となるのです。
「お前は父を殺して、
その妃を妻とする」の
もう一つの予言が
成就したのである。
その予言を信じたがために、
予言の言葉に
振り回されて
予言が的中したのである。』

「このフロイトが
言うには
男の子には
誰にも
潜在的に
父親や学校の先生
といった存在に対しての
エディポス・コンプレックス
なるものがあると
いうのである。」とし、

その背景にある
教育に関わる
教える立場のものが
そういう観点から
子どもを洗脳するのは
問題であるとして
警告を促して
いるのです。

尚、谷口先生は
「ノストラダムスの大予言」
(五島 勉著)
の222ページに
書かれている文

「1999年の破滅は
100%確実に
襲ってくるわけである。
その前の様々な
前兆的災厄も勿論
間違いなく襲ってくる。
今、私が(五島 勉さん)
これを書いてるのは
‘73年の秋だから
‘99年まで
後26年足らずしかない。
そしてあなたが
これをお読みになるときは
もっと接近している
ことになるのだ」

この部分を抜粋し
『このように
恐怖を
与えているのである。
この世界は
心の世界で
起きているのである。
お釈迦さまも言いました。
三界は唯心の諸現である。
三界とは(欲界、色界、無色界
で現象世界である)
我々の心の現わす
ところなのです。
特に恐怖の念は
強く働くのである。
「信仰の科学」(自身の本)
で書いてある通り
「想像力は(創造力)である。
イマジネーションは
クリエーションである。
心に思うことが動力となり
それが具体化するのである。
スピリチュアル
エンティティ(霊的分子)
(霊的微小体)が
自分を中心に
放送電波のように
形の世界に
必要なように
呼び寄せてくるのである。
だから悪い予言に
耳を貸して
心を動かしてはならない。』
1999年7月人類破滅と
多くの人が信じたら
そのようになってしまうと
警告してるのです。

この後も
「ノストラダムスの大予言」の
暗黒的予言に対して
谷口先生が自身で
世界の霊的な書物を
研究された
「生命の実相」霊界編に
書かれた内容や
「古事記」や「聖書」に
於ける
光明的予言の数々を
引き続き講義して
いただいています。

また、引き続き
書かせて頂きたいと
思っています。

共有ありがとうございます。

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