今日も
「こころのチキンスープ」
の中から
こころあたたまる
お話を、紹介します。
「こころのチキンスープ」より
(7月3日ブログ参照)
このお話は
「こころのチキンスープ」の
16巻に書かれている
ママと二人の息子との
短いお話です。
共有してください。
「壁の落書き」
くたくたママが店から戻り
買い物袋をかかえてキッチンへ入った。
待っていたのは八歳の息子
弟がやったいたずらを、
しゃべりたくてうずうずしてた。
「ぼくは外で遊んでて、
パパは電話中だったんだ。
そしたらあいつがクレヨンで、
壁に落書きしちゃった。
ママが書斎に張ったばかりの新しい壁紙にだよ。
そんなことしたらママが怒るぞって言っといたよ。」
ママはうめき声をもらして眉を寄せた。
「あの子、いまどこ?」
ママは荷物を下ろして決然とした足取りで
末っ子が隠れたクローゼット目指して歩いていった。
部屋に入ったママは、名字をつけて名前を呼んだ。
その意味がわかった末っ子は、恐しさに震えあがった。
それからの10分間、ママはわめき、怒鳴りちらした。
あの壁紙は高かったのよ、せっかくお金を貯めて買ったのに!
元通りにするのはたいへんなんだから。
なんてことしてくれたの、いたずらにもほどがあるわ。
叱れば叱るほど、腹の虫がおさまらない。
ママはすっかり取り乱し、部屋から大またで出ていった。
惨状を確かめようと、おそるおそる書斎に向かったママ
壁を見たとたん、目に涙があふれた。
読んだメッセージがダーツのように心を貫いた。
ハートで囲まれた「ママ、大好き」
その壁紙は、ママが見たときのまま残っている。
まわりに枠だけの額縁が吊るされて
ママにとっての、みんなにとっての思い出の品。
ときどき足を止めて眺める、壁の落書き。
バレリー・コックス
如何でしたか?
呼んだ方ひとりひとりの
感慨があると思います。
全体の物語に
感動をした方も
おられるでしょうし、
また、
物語の主人公に
自分を投影させて
読んだ方も
おられるでしょう。
ママの立場で、
ママに言いつけた
八歳の男の子の立場で、
愛のメッセージを書いた
弟の立場で、
それぞれに
それぞれの立場で、
いずれにしても
余韻の残る
すばらしいお話です。
わたしは、
このお話を読んだ時
魂の進化の上での
発展段階を思いました。
私たちの
おおもとのエネルギーは
神のエネルギーです。
それが
象徴としての
愛のメッセージ
壁の落書きです。
私たちは
自らの歪みを
創造します。
それが、
ママに言いつけた
八歳の男の子であり、
大切な壁紙に
クレヨンで落書きされた
ママの怒りです。
怒りが
さらに妄想を生み
怒りが増幅していきます。
そして、
そのママの尋常ならぬ
怒りに、恐れおののく
末っ子の弟
それは、
自らが創造した
歪みです。
この歪みは
末っ子の弟の
壁の落書きを見て
一瞬の内に
消え去っていきます。
そして、
もともとの
既に備わっている
「愛のメッセージ」を
人は、
みつけていくのです。
このお話は
人生の学びの
プロセスでもあり、
本源なるものに
回帰しようとする
道を示しているように
わたしは、
感じさせていただきました。
何れにせよ、
いいお話は
いいこころの
トレーニングになります。
是非、
皆様も、
いいお話や
すばらしいお話が
ありましたら
紹介してください。
コメント
お待ちしております。
今日も、
共有していただいて、
ありがとうございます。
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