2011年7月11日月曜日
“ひとりひとりのパズルピース”
人間も長く
生きていますと
その時間的経過の分
多くの人との
出会いがあります。
また、
私自身
いろいろな人間に
興味を持つらしく、
特に幅広い人たちと
接点を持ってきたらしいのです。
なぜ?“らしい”かと言うと
本人は、
至ってそのつもりがなく
その時の縁で
自分の人生に
拘っていただいた
人たちばかりなので、
年相応の
付き合いの範囲と
思っていましたが、
人の評価は
そうではないのです。
或る人に
言わせますと
反社会的勢力の人間も
裏の稼業も
一流企業の経営者から
ホームレスまで、
本当に
幅広い人脈を
持っていると言うのです。
世に、
反社会勢力とか
裏稼業とか
あるのか?
どうかは別にして
それぞれの
この世での
修行課題という
テーマにおいて、
それぞれの
個性の違いと
時代性が
幅広い
選択をしたという
観点での
幅広い領域の
友人はたくさんいます。
ただ、
それだけのことです。
このブログでも
書きましたが、
その時に、
ホームレスだった人たちとの
お付き合いもありました。
「ホームレスの人たちとの出会い」
(6月22日号・ブログ参照)
彼らは、
彼らなりの理由があり
ホームレスを
していましたが、
魂的には
豊かな人が多く
ほんとうに優しく
気のつく人たちでした。
私が会った
当時、ホームレスの人たちは
現代の修行僧の
如き人たちでした。
ほとんどの人が
そうであるように、
彼らも、
この世に生まれ
学校に行き
社会人となり
いろいろな人々や
いろいろな物事の
出会いを通して、
体験上、喪失をし
結果、
ホームレスと
なっているのです。
いや、実際は
結果ではなく、
まだ途上です。
プロセスです。
しかしながら、
魂は喪失している
わけではありません。
或る人は言いました。
「彼らは、怠け者だ!
やる気になれば、どんな仕事だってある!
公園は一般の人たちのものだ!
我が物顔で使っている!汚いし、景観も悪くする!
何とかならないのか!」
これは、
ある一面だけを見ての
発言です。
人間を
偏った見方だけで
判断する
典型的な考え方です。
彼らは
少なくとも
決して
怠け者ではありません。
仕事もしています。
彼らも
私たち同様、
“一なるものの本源”
というタイトルの
ジグソーパズルを
完成させるために、
絶対に
欠かすことの出来ない
自分特有の
パズルのピースを
持っています。
誰ひとり欠けても
ジグソーパズルは
完成できないのです。
何とかしなければ
ならないのは
その穿った見方をこそ
何とかしなければ
なりません。
分離からは
何も生まれません。
ジグソーパズルは
完成しないのです。
寧ろ
平凡ではない
彼らこそ
私たちが
代わり得ない
難しいデザインの
ピースを持っています。
私たちの道は
“一なるものの本源”を
完成させる旅への
道のりです。
永遠なる
無限なる
大愛なる
神と一体となるための、
旅であるのです。
私たちの
魂の真実は
その神性である
愛や
思いやりや
慈しみ
いたわり
励まし
ねぎらいという
言葉に顕される
性質の魂なのです。
もう一方で
私の友人の中で
この世でいう
成功者で
お金持ちと
言われている人が、
数多くいます。
その中の
決して少なくない
割合で
不安感や
焦燥感や
不足感に
苛まれている
人たちがおります。。
持っていない
人たちからすれば
何で
不安があるのか?
ましてや
不足があるのか?と
疑問に思うようです。
しかし、
私もそうでしたが、
どんなに
この世的に
成功していたとしても
お金持ちになり
高級なものを食べつくし
贅を尽くしたとしても
結局のところ
自分の魂を
犠牲にした成功は
真の成功ではないのです。
自分の魂が
損なわれた
形での成功では
こころが
満たされることはありません。
胃袋を
いくら
世界の
三ツ星レストランで
満たそうとも
一時の
舌の感覚を喜ばすに
過ぎません。
勿論、
一流シェフが創った
工夫や技術は
確かなものがあり、
それはそれで
すばらしいのですが、
一番は
せっせと家族のために
毎日、愛情を入れて
こしらえてくれる
奥さんの
ご飯と味噌汁とあじの開きが
おいしいのです。
幸福を感じることが
できるのは、
胃袋や
頭脳や
財布ではなく
魂だけなのです。
私たちすべてに
その魂の内部に
本源なる光輝く
愛と思いやりが
備わっています。
潜在的に
本質のこころが
解っているのです。
その良心とも
言うべき本質との
ギャップが
不足を感じるのです。
不安を感じるのです。
ホームレスの人たちも
お金持ちの人たちも
誰もが、
本質に本源に戻る道を
歩いているのです。
そういう意味では
公平なのです。
“一なるものの本源”という
タイトルの
ジグソーパズルが
確かな姿を顕すには、
あなた独自の
パズルピースを
的確な場所に、
愛の形で
歓びの形で
思いやりの形で
嵌め込まなければなりません。
歓びを選んでください。
愛を選んでください。
叡智を選んでください。
それこそが
真実のパズルピースです。
創造主の歓びとして。
創造主の愛を
ジグソーパズルの
キャンバスに
しっかりと
嵌め込んでまいりましょう。
ありがとうございます。
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