2011年7月25日月曜日

“動物たちからの学び”

先週、
半年振りに
横浜にある実家に
言ってきました。

私が着いて、
玄関先で
待っていてくれたのは
「シンゴちゃん」という
猫でした。
もう15・6歳くらいに
なると思います。

顔の左半分が
黒く腐っていました。
例の、
パラボナアンテナのような
プラスチックの
筒の
下を絞ったようなものを
首に巻いていました。

足取りは
よたよたで、
泣き声は
力が無く、
猫の鳴き声というより
あひるの鳴き声を
小さくしたような声です。

兄嫁に聞きましたら、
皮膚がんに
なったのだそうです、

お医者さんには
安楽死を
進められたのだそうですが、
食欲もあるし、
このままの成り行きで
最期を
迎えさせてあげたいと思い
定期的に
お医者さんに
診せに
行っているのだそうです。

思い返せば
「シンゴちゃん」は
毛が全身、
真っ白で、
綺麗な猫でした。
颯爽と歩き
人なつっこく
泣き声も
まるでソプラノ歌手のよう、
丸いクリッとした
大きな目は
フランス人形のような
とても印象的な
かわいい猫でした。

椅子に座っている
私を見つけると
膝の上に
チョコンと乗ってくれて、

半年に
一度しか行かないのに
ちゃんと覚えていて
くれるのです。
「シンゴちゃん」には
たくさん“愛”と“癒し”を
与えてもらいました。

もう、自分が病気と
知っているのでしょう。
少し離れて
一定の距離を置き
あの、泣き声で
泣いているだけで、
近づこうとしません。


私も、
今、猫を二匹
飼っていますし、
過去にも
小さい頃から
数えると
何百匹という
生命と暮らしてきました。
犬や猫
うさぎやはつかネズミ
小鳥や金魚等々

動物たちの成長は
早いものです。
多くの生命と
お別れをしてきました。
何百もの
愛するものと
別れる
切なさを感じてきました。

私のお隣の家には
「バロン」という
ゴールデン・レトリバー
という種類の犬がいました。

「バロン」は
近所の人気者
学校帰りの子供たちや
スーパーの買い物帰りの
お母さんたちが
隣の家の門扉の内側に
「バロン」を見つけると
みんなが近寄ってきて
「バロン」「バロン」と
声をかけ、「バロン」を
撫でたりしながら、
遊んでいきます。
「バロン」は温和で
人懐っこい性格なので、
みんな大好きでした。

その「バロン」が
10年前にあの世に
旅立ちました。

隣のご主人と奥さんは
本当に
可愛がっていましたので、
大変な落ち込みようでした。

家族で葬儀も済ませて、
遺体を焼き場で焼き
「バロン」の骨を
骨壷に納め納骨をせず、
家に持ち帰り
10年間も
離れることが
できませんでした。

「バロン」が亡くなってからは
とても、動物を飼う気持ちに
なることは出来ず。
「バロン」を喪った悲しみを
長い時間引きずってきました。

先日、
ご主人と話をした時
『やっと
7月に
「バロン」を納骨しました。』
と仰っていました。

この様に
私たちと動物たちは
深いつながりの中で
共に育み育まれ
愛し癒され
家族として暮らしています。

お釈迦さまの
「四苦八苦」の教えの中に
生・老・病・死の四苦以外に
「愛別離苦」というのがあります。
“愛するものと
離れなけらばならない苦しみ“

愛するものと
ずーっといたいと思っても
この世は諸行無常です。
愛するものといつかは
必ず離れなければなりません。

動物たちは
私たちが
子供の頃から
身をもって
生まれてくる意味
老いていく意味
病を持つ意味
死んでいく意味を
さらに、
「愛別離苦」の体験を
私たちに
与えてくれました。
いずれは
思い出す
永遠性の真実を
知らしめるために。

ここで、
何回か紹介させて
いただきました。
『こころのチキンスープ』の中から
「子犬と男の子」の
物語を思い出しましたので
共有してください。

『あるペットショップの店頭に、
「子犬セール中」の札がかけられました。
子犬と聞くと、子供はたいそう心をそそられるものです。
しばらくすると案の定、男の子が店に入ってきました。
「おじさん、子犬っていくらするの?」
「そうだな、30ドルから50ドルってところだね。」
男の子は、ポケットから小銭を取り出して言いました。
「ぼく、2ドルと30セントしかないんだ。でも見せてくれる?」
店のオーナーは思わずほほえむと、
奥に向かってピーッと口笛を吹きました。
すると、毛がフカフカで丸々と太った子犬が五匹、
店員のあとをころがるように出てきたのです。
ところが一匹だけ、足を引きずりながら、
一生懸命ついてくる子犬がいるではありませんか。
「おじさん、あの子犬はどうしたの?」と男の子は聞きました。
「獣医さんに見てもらったら、生まれつき足が悪くて、
多分一生治らないって言われたんだよ」と店のオーナーは答えました。
ところがそれを聞いた男の子の顔が輝き始めたのです。
「ぼく、この子犬がいい。子の子犬をちょうだい!」
「坊や、よしたほうがいいよ。
そりゃあ、もしどうしてもこの子犬がほしいって言うなら、
ただであげるよ。どうせ売れるわけないから」と
店のオーナーが言うと、男の子は怒ったようににらみつけました。
「ただでなんかいらないよ。おじさん、
この犬のどこがほかの犬と違うって言うの?
ほかの犬と同じ値段で買うよ。
今2ドル37セントはらって残りは毎月50セントずつはらうから」
その言葉をさえぎるように店のオーナーは言いました。
「だって、子の子犬は普通の犬みたいに
走ったりジャンプしたりできないから、坊やと一緒に遊べないんだよ」
これを聞くと、男の子は黙ってズボンのすそをまくり上げました。
ねじれたように曲がった左足には、
大きな金属製のギブスがはめられていました。
男の子は、オーナーを見上げて優しい声で言いました。
「きっとこの子犬は、自分の気持ちがわかってくれる友達がほしいと思うんだ」』

如何でしたか?

共有してありがとうございます。
(By.Photo,A.Ikeda)

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